明日は新燃料で自作エンジン燃焼に挑戦します！！

徳島大学ロケットプロジェクト燃焼班班長の津守一希です！明日は新野キャンパスで燃焼実験を行います。今回は、自作エンジンSupernovaに新しい形状や素材の燃料をいれて、燃焼します！

まずは以前使っていた、星形ABSの燃料についてご説明します。

もともと、燃料の形状はシンプルな筒状のABSにしていました。しかし、思ったよりも燃焼の威力がなく、星形ABSにしたことで燃える部分の断面積を増やして、より燃焼効率をあげたいと思い、考案しました。

燃焼効率は上がったものの、燃焼し始めて弱まった後に、また少し大きな噴射が見えるといった、2段階燃焼が見えました。その改善案を探すために燃料の形状・材質の変更をし実験をしています。

今回の燃料は

・筒型のポリエチレン
・星形ABSのテーパー加工

の2つです。

筒型のポリエチレンは2020年12月20日に燃焼させた筒形ABSと同様の形状で作成しています。

筒形ABSと比較し、素材の面で燃焼に関して適切なものを選定する事を目的としています。これは、ポリエチレン円柱をバンドソーで切断、旋盤によって加工し、製作しています。

星形ABSのテーパー加工は、今回が初めての使用です。当団体の自作エンジンがもつ課題の一つである2段階燃焼の解消が目的です。

既製品エンジンであるHyperTEKを参考に、通常の星型よりの表面積を多くとれるテーパー形状を採用しました。これは、自分達でCAD（コンピューターを使用して作図できるシステム）で設計し、3Dプリンターで印刷した。

初めての試みが多いですが、明日は頑張りたいと思います！