産後うつの課題について、初の１分ピッチ！

いつも応援ありがとうございます。

2021年８月８日に、第３回教育プログラムが開催されました。
今回のテーマは「産後うつの課題を考え、解決策の出し方を学ぶ」ということで、
以下の２点の達成を目指しました。

・それぞれのチームが考えた課題を確定させる
・アナロジーを使ったアイデアの出し方を学ぶ
（これはデザイン思考の「課題の収束」「解決策の発散」に相当します。）

中高生、大学生計35人が参加し、約６時間にわたってプログラムを実施しました。
今回ご登壇されたのは、
名古屋大学教授　精神科医　　尾崎紀夫先生
2019年i-GIP優勝チーム生　　八木新之助様
NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事　安藤哲也様
のお3方です。大変貴重なお話をいただきました。

　初めに尾崎先生の「妊産婦の方に生じるこころの変化」についてのビデオを視聴してから、産後うつにまつわる最新の知見をご講演いただき、質疑応答に移りました。質疑応答では丁寧な回答をいただいき、時には中高生の考えを引き出すために質問を返されることのありましたが、中高生もしっかりと受け答えをしていて、白熱した双方向のコミュニケーションをすることができました。

　次に、大学生メンバーがこれまで学んできたことをもとに、アナロジーを使ったアイデアの創出を学び、ブレイクアウトルームに分かれて実際に試してみました。今後面白いアイデアが出てくること乞うご期待です！

　自分たちでアイデアを考えた後は、i-GIP経験者で秋からスタンフォード進学予定の八木様に、自身のi-GIPでの経験や、海外大という選択肢についてなどのご講演をしていただきました。これから大学進学、あるいは別の道を進むかもしれない中高生へ選択肢を広げる良い刺激となりました。

　その後、中高生たちがこれまでのインタビューや話し合いを通して考えた、それぞれのチームがもつ産後うつに対する課題について１分ピッチをし、安藤様と八木様にフィードバックをいただきました。初めての発表でしたが、どのチームもインタビューやデータをもとに考えられていて、先生方も驚かれていました。

...ですがまだまだ伸びしろがあるということで今後さらに拍車をかけて頑張っていきたいと思います。

　最後に、安藤様に父親の育児参加の現状や、父親が育児に参入することがどれだけ好影響を社会にもたらすかなどについてエビデンスをもとに講演していただき、子育てはお母さんだけの問題ではないということを改めて感じる機会となりました。

この教育プログラムを通して課題が確定したチームも、もっと練り直すチームもありますが、今回様々なお話を聞きどんな課題を持って残りの期間取り組むのかサポートメンバーとしても大変楽しみです！

次回はついに中間発表会です！

8月27日にオンラインで開催されます。
審査員には、
・株式会社ワイヤーオレンジ代表取締役社長　　原田剛士様
・アンタ―株式会社取締役ＣＥＯ　　西山知恵子様
・NPO法人きずなメール・プロジェクト代表理事　　大島由起夫様
が来てくださいます。

中間発表会までにそれぞれのチームが課題に対するアイデアを考えます。

中間発表会の動画はこのクラウドファンディングのリターンにもなっておりますので、もしよろしければご支援の程よろしくお願いいたします。

これからもGIP徳島をよろしくお願いします。