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私たちは、「若者の力でいのち守る社会を創る」の理念の下、医学生を中心に中高生と二人三脚で社会のヘルスケア課題に取り組む課題解決型教育プログラムを実施しております。
このプログラムは、中高生たちと共にチームを作り、7月初旬から約4ヶ月間、当事者へのインタビューと、2週間に一回のペースで受講する教育プログラムを通して、課題解決のためのアイデアを考え、実行し社会実装を目指していく、というものになります。
2021年は、子育て支援の根幹課題である「産後うつ」をテーマに、お父さんお母さんがのびのび生き生きと子供を育てられる社会を目指して、テクノロジーとコミュニティーの力で新しい産後うつ予防を考えます。
今回は、この活動で得られた知見をもっと多くの徳島の中高生に知ってもらいたいとの思いから、専門家の方との対談や産後うつに関しての徳島の現状をまとめた教科書を作成し、配るための資金を集めるためにクラウドファンディングに挑戦します。
是非、徳島からチャレンジする私たち若者を応援していただければ幸いです。
自己紹介
徳島生まれ徳島育ち、徳島大学医学部医学科の5年生をしております。
福本和生と申します。
普段は気ままに家で育てた藍で藍染をしたり、ボードゲームをしたりとのんびり暮らしています。人とのコミュニケーションを通して得られる「共感能力」が、どのようにして得られるのかに興味があり、2年間アメリカに留学し、いわゆるコミュニケーション障害と言われる自閉スペクトラム症候群の方が住むグループホームで1年間ボランティアをしていました。
そこでは多くの発達障害の子供、あるいは既に成人している人までが集まって職員さんと生活していました。うまく会話ができる人もできない人もいれば、一日中テレビやYoutubeを見ている人もいます。部屋にこもって出てこない人もいれば、活発に外に出たがり窓の外で散歩を待機している人もいました。
彼らは皆家の中で毎日特に問題もなく過ごしていました。しかし、どんな人もお母さん(あるいはお父さん)が迎えにきてくれる、家族と過ごすために実家に帰るときというものを一番楽しみにしていました。
そこで私は、周囲の人に理解されることも大事ではあるが、家族の愛を感じるという事が真にその人の幸福につながっているのではないか、と感じるようになりました。
その経験もあり、幸せの単位を「家族」だと考えるようになりました。
どれだけ大変そうに周囲から見えるとしても、母親(あるいは父親)が子を愛し、子が母親(父親)のことを好きであればそれは幸せなのではないか。と思うようになりました。
だとすれば、その幸せの単位を増やすためにできることをしていこう、「全ての家族がお互いを愛する世界」私はそんな世界が実現されればいいなと思っていました。
そんな時、「学生団体inochi WAKAZO Project」が行なっているプロジェクトを知りました。
そのプロジェクトとの出会いがきっかけとなり、学生のうちに「学生だからこそできること」がある、と行動しても良いのだと思うようになりました。
そして、今年の一月から、inochi Gakusei Innovators’ Program(i-GIP)を徳島に導入することを決め活動を始めました。
i-GIP徳島について
iGIPでは、中高生がデザイン思考に基づいた「共感」「課題発見」「解決策発見」「プロトタイプ作成」「ピッチ」の5回で構成される勉強会と、当事者やその業界のトップランナーの方から最新の知見を学ぶインタビューに参加し、大学生と共に課題解決のためのアイデアを考え、実行し社会実装を目指していく課題解決型教育プログラムを実施しています。
今年のi-GIP徳島プログラムについて
スケジュール
7/11
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Kick Off
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・徳島大学大学院医歯薬学研究部研究部長苛原稔先生
・株式会社シルバーウッド 大西香澄様
・inochi創設者医師 寺本将行先生
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7/22
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ヒアリングデイ
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・徳島産婦人科医会会長 春名充先生
・前徳島大学COC准教授 川崎克寛先生
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8/8
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産後うつの
最先端を知る
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・Fathering Japan会長 安藤哲也様
・名古屋大学教授 「精神疾患を合併した、或いは合併の可能性のある妊産婦の診療ガイド」執筆編集 尾崎紀夫先生
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8/27
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中間発表会
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・株式会社ワイヤーオレンジ代表取締役社長 原田剛様
・アンター株式会社取締役COO 西山知恵子様
・NPO法人きずなメール・プロジェクト代表理事 大島由起雄様
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9/12
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プロトタイプ
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・大阪大学大学院医学系研究科 八木雅和先生
・漫画「コウノドリ」のモデルとなった産婦人科医 荻野和秀先生
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9/26
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ピッチデイ
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未定
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11/3
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最終発表会
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・株式会社asuken執行役員 天辰次郎様
・株式会社ファーストアセント代表取締役 服部伴之様
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2021年11月21日には最終発表会での優勝者が全国で発表を行う「inochiフォーラム」が開催されます。
産後うつについて
これまでの、育児は1人でできるもの、赤ちゃんはお母さんが勝手に育ててくれる、といった都合に良い幻想は、お母さんが自分の人生を犠牲に得てきたものです。
今や4人に1人が産後うつと見なされるまでになりました。
現実はお母さんは育児疲れでうつ、あるいはうつに近い状態になり、子どもへの愛情が芽生えないまま、父親に対する淡い期待はなくなり諦念の中で生きていくことでしょう。
ひどい時には母親の自殺、虐待、子殺し、愛着障害の誘発、父親の産後うつ、など周囲へも影響が広がります。
この連鎖を断ち切り、子育てをもっと伸び伸び生き生きと、そして健康的な家族の絆が形成され幸せな家族が社会を満たすために私ができること
産後ストレスの軽減はまさにその一歩である、と考えました。
「産後うつになるとどうなるでしょうか。」
自分自身を傷つけてしまうこともあれば、子どもへの愛情の消失、家族の絆形成不全、お父さんの産後うつ、などその影響はお母さんだけでなく、周囲の人間関係にまで広がります。また、マタニティーブルーと違い、産後うつは早期の介入がなされない場合、長期化し、気づいた時には既に手遅れになってしまうという点が厄介なポイントです。
私は今年の1月からこの課題に向き合い、50人を超えるお母さんお父さんに話を伺うとともに、企業やNPO法人、大学で専門に研究されている先生方などと産後うつの本質的な課題は何なのか、その解決のために今私たちができることは何か、ということを議論してまいりました。
その結果、既に行政や病院で妊産婦のメンタルヘルスをカバーする体制自体は整いつつあり、(健やか家族21では子ども子育て支援推進調査研究事業における指標3において妊娠に満足している者の割合増加を認め、現在の産後ケア事業の拡大段階に移行予定です。
また今年の4月には精神疾患に合併したあるいは合併可能性のある妊産婦の診療ガイドが完成しました。)、問題は次世代の親である私たち学生や、その制度を知っているはずの20代30代のお母さんにまで届いていない点にあることがわかりました。
そこで今年、県下の中高生と新しい産後うつ予防を考えることで、これから親になる私たちが当事者意識を持って、これからの子育てについて向き合い、結果として「こんなはずじゃなかった」と育児に絶望する未来の家族を少しでも減らせたらと考えています。
支援金の使途
<目標金額>
30万円
<内訳>
・「産後うつ」に関わる先生方による講演費用
・中高生・大学生を募集するイベント開催のビラ
・イラストレーターやフォトショなどの教科書作成ツール
・オンラインで話を聞くためのコミュニケーションツール(Zoom)
・高校生の交通費
・プロトタイプ製作費
・コンテンツ添削費(医学専門家、出版編集者)
・Otsucle手数料(20%)
<目標金額を超えた金額が集まった場合>
・教科書の印刷料
・教科書の配送料
その他、今後のi-GIP徳島が活動を続けていくための経費として大切に利用させて頂きます。
このプロジェクトへの支援金は、一般社団法人inochi未来プロジェクトが管理します。
リターン紹介
支援者様全員を対象に、12月頃に活動報告会を行います。
A.とりあえず応援したい!コース
こう思ってくださっている方に、お礼の気持ちをお返しします。
1,000円:お礼のメール
i-GIPクリエイティブが作成したスペシャルサンクスカードに載せて支援してくださった全員にメールにてi-GIP徳島メンバーからお礼をさせていただきます。
3,000円:手書きのお手紙
スペシャルサンクスカードに加え、手書きでi-GIP徳島メンバー数人が手紙に寄せ書きをし、送らせていただきます。
10,000円:HPに名前載せる(小)
お礼のメールとともに、i-GIP徳島のHP上に支援者様の名前を掲載させていただきます。
50,000円:HPに名前載せる(中)
お礼のメールとともに、i-GIP徳島のHP上に支援者様の名前を目立つように掲載し、アピールさせていただきます。
100,000円:HPに名前載せる(大)
お礼のメールとともに、i-GIP徳島のHP上に支援者様の名前を最上段に掲載させていただき、また、インスタグラム、ツイッター、にて名前を発表させていただきます。そして、i-GIPメンバー内で1日話題に挙げさせていただき、どのように支援者様に恩返しができるのかを発表、実行します。
B.活動を知りたい!コース
教育プログラム、中間発表会、最終発表会の全編映像をお渡しします。
簡単に、冊子(産後うつの教科書・報告書)からもご覧いただけます。
3000円:中間報告会動画
8月27日に行われる中間報告会に支援者様を招待させていただきます。新型コロナウイルスを考慮しまして、今年はオンラインにての開催になります。当日はチャットランにて発言、質問を自由にすることができ、それに対して運営メンバーが回答させていただきます。
5000円:教育プログラム1回分動画
私たちが開催する全5回の教育プログラムに招待させていただきます。本プログラムは参加される中高生選抜チームのために用意されるものですので、発言や質問をすることはできませんが、産後うつやデザイン思考、またワークショップについて最新の知見を知ることができます。
10000円:最終報告会動画
11月3日に開催予定のi-GIP徳島の最終発表会
50000円:冊子(教科書・報告書)を送付
C.メンバーとおしゃべり コース
3000円:GIP徳島メンバーとオンラインランチ(20人)
新型コロナウイルスを考慮してオンラインにて、私たちi-GIP徳島メンバーとの1時間のオンラインランチを開催させていただきます。会話内容としましては、今後のヘルスケアをどう考えるか・デザイン思考に基づいた数々のアイデアについて・1年間調べてみてわかった産後うつの現状について・徳島◯秘トーク...etc、を考えています。何か聞きたいことがあればリクエストください!ツールはインスタライブでもzoomでも対応可です!
5000円:企業のmtgで本気でアイデア出しをさせていただきます!
新型コロナウイルスを考慮してオンラインにて、学生の意見が必要な場面があれば、私たちが議論に、あるいはモニタリングに参加させていただきまして、全力でアイデア出しをさせていただきます。事前に質問事項を教えていただければ、下準備をしてからの参加も可能です!
D.企業広告
HPにロゴを載せる、教科書に広告を載せる、最終発表会でCMを流すなど
100,000円:HPに企業紹介
inochi Gakusei Innovators' Program 2021 TOKUSHIMAのHP上に企業様のロゴを掲載させていただきます。
150,000円:教科書に企業広告掲載
11月3日にあるi-GIP徳島最終発表会にて配布するいのちの教科書にて企業様のロゴ・広告を掲載させていただきます。
200,000円:HPと教科書両方に企業広告掲載
上記特典を遂行させていただきます。
300,000円:上記+最終発表会でCM放映
上記特典に加え、最終発表会の配信中にCMを放映させていただきます。
プロジェクトメンバーの声
中井洸我(なかい こうが)
徳島大学医学部医学科3年
この活動で最も重要であるのは、「当事者意識で潜在的なニーズを見つけ出すこと」にあります。産後ケアに関わる方々が、本当に困っていることを見つけ出し、”実際にその困っている人を幸せにする” ために、私たちにできることを探していきます。
私は、予防医療に強く興味があり、「病気で苦しみ、後悔する人をゼロにしたい」という夢があります。そのために、将来医師として病院で患者さんを治療するだけではなく、患者さんの声をもとにしたサービスを作りや研究をしたいという思います。実際に、1年生からあらゆる病院を見学させていただき、医療現場の困りごとを見聞きしてきました。また、病院側からヘルスケアの課題を見るだけでなく、企業でのインターンや栄養アプリ開発、課題解決型のビジネスコンテストなどにチャレンジし、ヘルスケアの課題解決に取り組んできました。しかし、そういった活動の中を通して、今社会にあるサービスは本当の意味で社会に役立っているのかと疑問に思いました。そこで結論づけたサービスのあるべき姿は、”受益者”にとって一番良い形になっていることです。
だから、私は当事者の声を聞くことで、課題を解決していくこの価値あるプロジェクトを徳島で始めました。私たちは、「患者さん第一に考え、その方々に寄り添い続ける」姿勢で、画期的なサービスと、その挑戦をサポートする環境を作っていきます。ぜひ、ご支援のほど宜しくお願いします。
今年プログラムに参加してくれる中高生の声
Rさん
私は高校2年生で医師を目指しています。高校生のうちから医療の問題に取り組めることに魅力を感じ、i-GIPに参加しました。私たち高校生のアイデアで、お母さんたちが楽しく育児をできる世の中を作り出せたら素敵だと思います!
Yさん
私は将来、病気で苦しむ人、一人一人に寄り添い、精神面でも支えられる医者になることが夢です。今回のi-GIPでは産後うつがテーマなので、精神的に辛い思いをしているお母さん方の役に少しでも立てるように一生懸命頑張ります!
Sさん
私は将来、薬に対するマイナスなイメージや子どもの薬嫌いを無くすことができる薬を開発したいと思っています。この活動では、より患者さんに寄り添った方法で社会に貢献したいと考えています。私たちのアイデアで楽しく育児ができる未来を作ります!
Kさん
今回GIP徳島のプログラムに参加出来ることになり、とてもワクワクしています。
学校での学びとは全く違ったアプローチで産後うつという問題と真剣に向き合い、社会で実現できるような解決策を見つけたいと思っています。
私は人生で一番大切なものは命と健康だと考えています。将来はこの経験を活かして、ヘルスケアの分野で社会に貢献できる自分になりたいです。
Aさん
私には、将来小児科医になりたいという夢があります。今回このプロジェクトに参加し、産後うつの産後3~4か月後に発症しやすいという特質と、小児科医での検診や予防接種などを通して子どもの発育を見る際にお母さんと育児のことについてお話する機会が多いという点において、小児科医が産後うつを早期発見できる可能性を感じました。高校生のエネルギッシュな私たちにしか発案、社会に実装できないようなプランを創り出します。
Aさん
私の将来の夢は、医者になることです。i-GIPには「産後うつ」というテーマから参加することを決めました。i-GIPでの活動は、インタビューのアポ取りや、オンラインでの会議など、初めてのことが多いですが、大学生の方々が、サポートしてくださり、充実したものとなっています。実際に活動を始めると、知識不足や思いもよらない解決策の落とし穴に気づくこともありましたが、これから少しずつでもより良いものにしていき、当事者(お母さん)のニーズに合わせた今までになかったような解決策になるように精一杯がんばりたいと思います!
挑戦者の自己紹介
福本 和生
所属:徳島大学医学部医学科
役職:学生
i-GIP徳島代表、徳島大医学部医学科5年の福本和生(ふくもとかずき)と申します。
この度はこのページをご覧いただきありがとうございます。
私たちi-GIP徳島は、「若者の力でいのち守る社会を創る」の理念の下、医学生を中心に中高生と二人三脚で社会のヘルスケア課題に取り組む課題解決型教育プログラムを実施しております。
原田昌美さん
微力ながら応援させていただきます!!
頑張ってください!!