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徳島大学大学院 運動機能外科(整形外科)

西良 浩一

総サポーター数:24人

累計支援額:5,050,000円

研究内容

SDGs目標3:すべてのアスリートの身体を守るスポーツ医学を進化させる

 

徳島大学整形外科の西良浩一です。

整形外科第5代教授、腰痛治療の専門家として診断・治療・研究を行っています。

私が医師1年目の昭和63年 巨人の吉村選手が試合中に選手生命を脅かす大けがを負いました。吉村選手は渡米しカリフォルニアの医師に手術を受けました。その後もトップアスリートが負傷をすると渡米して治療をすることが多い時代でした。

私はその時、アスリートが日本で治療を受けないことに悔しさを覚えました。

医師としてトップアスリートが日本で治療を受けられるようにしたい。それを実行できる医師になるという目標ができました。

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徳島大学整形外科では 子どもたちに寄り添ってきました

 

徳島大学整形外科では研究の大きな柱の1つとしてスポーツ医学を掲げています。

スポーツ医学は1970年代、野球をする子どもたちに投球障害が増えた際に注目された学問です。

 

当初は野球少年の投球障害、野球肩・野球ひじが非常に問題となっていました。

重症なった子どもたちのひじが曲がらない、肩が痛い、上がらない、そのような症状の子供たちが増え、更に障害が残るようになってきました。

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投球障害は、本人に自覚症状がない初期の段階であれば、定期間の投球動作の禁止と適切なリハビリテーションで野球に復帰することができます。しかし、本人が患部の痛みを訴えるような中期以降になれば、治療はさらに長期化し、手術などの可能性も高まります。それでは、手遅れになる可能性がぐっと高くなります。

子どもたちの投球障害には、早期発見・早期治療が非常に重要であります。

私たちは、吉野川グラウンドに出向き検診を始めました。子どもたちを検診すると痛くはないけれど障害が始まっている。早期に見つけることが可能となってきました。早期に介入 治療することで手遅れになる子どもたちを減らす試みを続けてきました。

取り組みは日本中から非常に注目され、徳島モデルとして日本中に広がりました。今では多くの県で検診が行われています。

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次に注目されてきたのがサッカー少年たちです。テレビ番組の影響もあったかと思いますがサッカーをする子どもたちの人数が非常に多くなりました。

問題となってきたのがひざ、かかと、腰の障害です。やはり同様に子どもたちの障害は早期に発見しないと手遅れになります。この時もすぐに吉野川グラウンドへ行き検診を始めることで早期発見早期治療を可能としました。

 

昭和、20世紀に行われてきたスポーツ医学は、子どもたちに寄り添い子どもたちの体を守ってきました。徳島大学整形外科では活動を積み重ねスポーツ医学の礎を築いてきました。

 

アスリートに選ばれるスポーツ医学の発展

 

私は脊椎・腰痛専門の内視鏡スポーツドクターです。脊椎の疾患に内視鏡を使って完治に導いています。東京2020オリンピックには、私が治療したトップアスリートが数名出場し、2名がメダルを獲得しました。

今や、トップアスリートにメスを入れて復帰に導く時代になっていています。可能にしたのは内視鏡、関節鏡の技術です。

内視鏡、関節鏡を使うと小さな切開で、周りの筋肉へのダメージを最小限として病態を治すことができます。これによりトップアスリートをフィールドへ戻すことが可能となってきた。

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徳島大学整形外科の十八番は内視鏡手術です。脊椎内視鏡をはじめ、肩、肘、 股、膝、足関節など、あらゆる病態を内視鏡で治療するプロフェッショナルの集団です。

特に腰痛への内視鏡手術は徳島大学で開発した世界初の手術術式があり日々進化しています。体に負担の少ない手術用内視鏡の開発は、8㎜内視鏡で患者さんへの低侵襲の治療となっています。

本手術法の普及、一般化を進めるために、治療法や手術法を検証、更新させ実績を蓄積しています。加え日本全国、海外からの多数の医師に実地指導やセミナーで技術を継承しています。

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まだまだ、発展していく徳島大学整形外科

 

徳島大学整形外科の教室には関節のスポーツドクターとして松浦哲也教授がいます。松浦先生を中心とした関節班が肩、ひじ、股関節、ひざ、足関節に関節鏡を入れて非常に小さい切開で完治に導きます。

 

徳島大学整形外科は私を中心とした脊椎スポーツ医学

松浦教授を中心とした関節スポーツ医学

この二つの領域の教授が揃った大学病院です。

日本全国を探してもそのような大学病院は徳島以外には見当たりません。スポーツ医学のメッカとして自負しています。

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しかし、まだまだ課題があります。発育期 トップアスリート共々現実にはまだわかっていない痛みが存在します。そのことにより早期発見できずに遅れて発見される障害もあります。

更に、私が未だ体験したことのない未開発の痛みも存在します。痛みを完治に導く研究を積み重ねて新しい治療で多くのスポーツ障害に悩む子どもたち、トップアスリートが再フィールドで輝きを戻すために現在も研究を続けていく必要があります。

メッセージ

子ども、すべてのアスリートの身体を守る、スポーツ医学を進化させることを目標としています。子ども、すべてのアスリートが痛みで未来をあきらめないために、それを支える医療研究には終わりはありません。そのために、徳島大学整形外科はますます戦う集団へと進化致します。日本整形外科に徳島あり、と言われるように教室員共々精進続ける所存です。

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https://otsucle.jp/cf/donation/sairyo/

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