はじめまして、徳島大学鳥人間プロジェクト代表の 横溝 建人です。
徳島大学鳥人間プロジェクトは2018年4月に創設され、2021年に初めて鳥人間コンテスト2021の大会に出場し、2022年(鳥人間コンテスト2022)にも出場と2年連続出場を果たしました。
現在は、51名のメンバーが集まり機体製作に熱中しています。
今年の夏の大会は、機体に藍色を纏い記録は50.03mという結果でした。目標にしていた、記録100mを超えることが出来ませんでしたが、チーム一丸となり地元の方々や応援してくれた皆さまのおかげで次につなげる経験になりました。
しかし、その大会後、機体主要部分である桁が壊れており、次の機体を製作するための材料費がない状態で、私たちは来年度の目標を見失いチームのまとまりがなくなる危機になりました。
そこで、私は「どうしても次もチームで機体を作りたい」という思いでリーダーに立候補しました。そんな私の思いが先輩や同期に伝わり、少しずつチームが動き出しました。
現状できる最善の方法を考えました。
機体の設計や製作時間などを考慮して、壊れた桁を修復できないか検討しました。先輩や先生方の協力のもと桁の復旧を行い、チーム一丸となり再スタートを切ることになりました。
今は、創設時からの目標である100mを超えるフライトができる機体を作ることを目標に日々製作・改良に取り組んでいます。現在、製作している機体が完成するためには、現状では予算は不足しています。
自分たちの目標達成に力を頂くためにクラウドファンディングで支援を募らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
私が鳥人間プロジェクトへ参加した理由
私は、今年2022年4月に徳島大学に入学しました。入学後、オリエンテーションで鳥人間プロジェクト紹介での先輩たちの機体製作、テスト飛行や大会の様子を見た時、私の心の奥に眠っていた何かが動き出しました。
僕が入学する1 年前に徳島大学の鳥人間プロジェクトが初めて鳥人間コンテストに出場しました。それをテレビでは見ておらず、徳島大学生がそのような活動をしていることは知りませんでした。
僕は幼い頃にテレビで鳥人間コンテストを見た記憶があり、琵琶湖にそびえたつ大きなプラットホーム。熱い選手の掛け声。その光景が印象に残っていました。
その記憶があり大学のオリエンテーションでプロジェクト紹介を受けたときに、鳥人間コンテストのプラットホームに立ちたい!という気持ちを持ったのを覚えています。その後、鳥人間プロジェクトの見学に部屋を訪れ暖かくたくましい先輩に迎えられ、大変魅力を感じ鳥人間プロジェクトに入ることを決めました。
2022年の大会出場
私が鳥人間プロジェクトに所属した時には、2022年の大会に出場が決定しており、製作した機体の飛行を大会で試せるという非常にめぐまれた状態でした。初めて機体製作に参加して、先輩方に作り方や、その効果について教えてもらい、だんだん機体製作が楽しくなっていきました。県外から入学のため知り合いもいませんでしたが、新しく友達もでき、みんなで協力しながら作業をすることが楽しくなりました。
大会前は、チームが各自の役割にいつも以上に没頭しほぼ毎日作業に参加し、機体が完成していく様子が嬉しくてたまりませんでした。機体製作、大会出場の準備など忙しい中にも充実感がある時間でした。
大会当日は悪天候で滑走のときとても不安でした。滑走後、琵琶湖に大きく破損した機体が浮かんだときはゾッとしました。
私たちがつくった機体が簡単に壊れてしまう瞬間を見て、もっと安全性を高めた機体をつくらなければいけないと強く思いました。
鳥人間プロジェクトの歩み
鳥人間プロジェクトにとっては、4年前に創設してくださった先輩、八木橋依吹さん、横濱こころさん、横羽敬太さんは特別な存在です。私たち1年生は創設者の先輩と一緒に活動していない学年ですが、
クラウドファンディングのホームページやコンテストでの紹介を通して鳥人間プロジェクトを創設すること、鳥人間プロジェクトを維持し大会に出ること、大きな困難を乗り越えた先での初出場だったのだと改めて実感しています。
またそのようなプロジェクトに所属できていることを大変うれしく、誇らしく思いました。
これからも困難はたくさんあると思いますが、先輩方がつないでくださったこのプロジェクトを絶やすことなく、大会出場だけでなく、記録を出して出場常連校になれるように日々活動に取り組んでいきたいと思いました。
鳥人間プロジェクの活動
私たちの活動を紹介します。自分たちの機体を0から製作していくために鳥人間プロジェクトは設計班、翼班、電装班、コックピット班、パイロットに分かれて活動しています。
・設計班
昨年度の設計の見直しを行っています。誰が製作しても同じクオリティーになるような設計の工夫を考えています。
・翼班
翼班は設計班が作成した設計図をもとに機体の製作を行う班になります。前回大会よりさらに飛行距離を伸ばすため、他大学、社会人のチームの製作方法を参照しながら精密さを上げた機体製作に取り組みます。
作り方の大まかな手順を示します。
- リブ削り出し
2. リブキャップ取り付け
3. リブと桁接着
4. スチレンペーパー貼り
5.後縁材取り付け
6. ストリンガー取り付け
7. 翼のデザインをする。昨年は阿波和紙、今年は群雲染め。
今年は藍染工房ルアフさんで自分たちの手で群雲染めをさせていただきました。
8. フィルム貼り
・電装班
昨年の機体製作では、垂直尾翼のラダー(飛行機の操縦に用いる動翼)の製作を行いました。ジャイロセンサ、GPSを取り付け、それらのデータの取得に成功しました。
現在は、エレベータ(水平尾翼を動かすもの)の設計、オート操縦に向けた勉強、スライサー(リブをスライスし厚さをそろえるためのもの)の設計と製作をしています。
・コックピット班
主にパイロットが搭乗するコックピット周りの部品を製作しています。パイロットの視界を確保する風防の製作、素手でも速やかに脱出できるように工夫したフェアリングのパーツなどを設計し製作しています。誰が作っても作りやすく、重量のバランスなどが変化しにくいシンプルな構造を心がけることがモットーです。
・パイロット
今年のパイロットは現段階では未確定です。パイロットはグライダー練習をします。グライダー練習では、トノエアーハンググライダースクールの方にご教授いただきました。グライダー練習のお陰で、悪天候のなかでもよいフライトを見せることが出来ました。
なぜ、支援が必要なのか?
鳥人間プロジェクは、ものつくりが大好きで、自分たちが0から作った飛行機を作りたい、飛ばしたい!という思いの学生が集まったチームです。
長く滑空するために、過去の経験をもとに団体の滑空記録を更新したいという目標があります。
私たちのプロジェクトは、徳島大学の「進取の気風」を育てるために作られた徳島大学イノベーションプラザで学生団体として活動しています。チームの機体製作の予算は、徳島大学イノベーションプラザからの予算配分とプロジェクトメンバーの部費で運営しています。
来年度の機体製作、テストフライトや分析、その先に鳥人間コンテストが叶えば、機体の製作費、パイロットが安全に飛行し飛行距離を伸ばす練習をするためのグライダー練習費、鳥人間コンテストが開催される滋賀県琵琶湖への交通費宿泊費を考慮すると、110万必要と見込んでいます。仮に、鳥人間コンテスト2023に出場ができなくとも、今のメンバーで飛行距離を更新するという目標を達成できる機体の製作を実施します。
支援のお願い
私たちの機体は、徳島が誇る藍染を使った機体を今まで製作していきました。同じような思いで取り組んでいる他の大学の機体の多くは、真っ白です。その中でも、藍色を纏った僕たちの機体は、とても目立ちメンバーたちの誇りでもあります。
そして、機体製作には、地元の多くの方の応援があって完成できています。私たち、鳥人間プロジェクトの活動は、そんな皆さんの応援への恩返しだと思っています。自分たちが元気に活発に活動すれば、もっと徳島を知るきっかけになるのではないかと思います!
チームで自分たちの機体を作ることが一番したいことですが、その先にもう一度鳥人間コンテストでのプラットホームから見下ろした琵琶湖の光景をもう一度チームで見たい気持ちがあります。
そのために鳥人間プロジェクトをもっと活気のあるプロジェクトにしていきたいと思っています。モノづくりが好きで、0から生み出して形にする。その思いを実現するために、共感いただけましたら、是非ご支援をお願いいたします。
徳島大学への寄付と税制について
本プロジェクトへのご寄付は、徳島大学基金「教育・研究・社会貢献事業」への寄付として手続きを行います。
- 国立大学法人徳島大学へのご寄付につきましては、個人からの寄付では所得税の所得控除、住民税(徳島県と県内市町村が条例で指定する寄付金として)の所得控除、法人からの寄付では法人税の損金算入が認められます。
寄附金領収書は本プロジェクト終了日である、2023年3月3日の日付けで発行いたします。税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。
- 個人からのご寄付
徳島大学に寄付金を支出した場合は、所得控除制度が適用され、(総所得金額の40%を上限とした寄付金額)から2,000円を差し引いた額が課税所得から控除されます。
実際の税控除額は前記の控除額に各人の税率を乗じたものになります。
個人住民税については、(寄付金(総所得額の30%が限度)-2,000円)×10%が寄付控除額となります。
10%の内訳は、都道府県が指定した寄付金が4%、市町村が指定した寄付金が6%となっています。
確定申告期間に所轄税務署で確定申告手続きを行う必要があります。その際に、徳島大学が発行する『寄付金領収書』が必要になります。
住民税の控除適用のみを受けようとする方は、『寄付金領収書』を添えてお住まいの市町村へ「都道府県民税・市町村民税控除申告」を行ってください。
- 法人からのご寄付
法人からのご寄付につきましては、寄付金額全額が当該事業年度の損金に算入されます。
この寄付金による損金算入は、徳島大学が発行する『寄付金領収書』で手続きができます。
振込によるご寄附について
このプロジェクトはクレジットカード決済以外に銀行、郵便振込によるご寄附も受け付けています。
入金確認のための支援者様の振込名義などをお知らせいただく必要があります。銀行、郵便振込によるご寄附の場合は必ずご記入をお願いいたします。
≪手順≫
①リターンのコースを選択し、「寄附するボタン」を押してください。
金額を確認し、配送先住所の入力を終えると、振込で支援するかカードで決済するかを選択できます。
表示される画面に従い、次の事項を入力してください。
振込先、口座番号等は申し込みをいただいたのち、支援者様に自動返信メールにて連絡します。
・振込名義人のお名前
・金額
・寄附コースの名称
・領収書などの送付先住所、電話番号、メールアドレス
②ご注意事項
・振込に際しては振込手数料のご負担をお願いいたします。
・カード決済でご利用できるのは、VISA・MASTERのみとなっております。
挑戦者の自己紹介
横溝 建人
所属:徳島大学鳥人間プロジェクト
役職:代表
【所属】 徳島大学鳥人間プロジェクト代表
【学部学科 年】 理工学部理工学科機械科学コース 1年
僕が徳島大学に入学を決めたのは、いろんなことに興味を持つ性格であり、徳島大学理工学部はコースが多く学べる分野が多いのが気に入りました。また、徳島大学理工学部の卒業生がノーベル賞受賞者であること、他にも多くの先輩方が多分野で学術賞を取っており、研究力に優れた大学に魅力を感じたからです。
yagihashiさん
とくとりの4号機が、どんな機体になるのか楽しみにしています!
これから大変なことや辛いことがたくさんあると思いますが、みんならしく、楽しむことも忘れず頑張ってください!
応援しています!ファイト!!✊