栄養論文:蛋白質が筋萎縮を予防する!?
筋萎縮ゼロプロジェクトの応援ありがとうございます。急性期の栄養療法と筋萎縮などの関係を解析したシステマティックレビューとメタアナリシスの論文が国際誌に報告されました。
Impact of Energy and Protein Delivery to Critically Ill Patients: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials.
https://www.mdpi.com/2072-6643/14/22/4849
Nobuto Nakanishi, Shinya Matsushima, Junko Tatsuno, Keibun Liu, Takahiko Tamura, Hiroshi Yonekura, Norimasa Yamamoto, Takeshi Unoki, Yutaka Kondo, Kensuke Nakamura
http://Nutrients 2022, 14(22), 4849; https://doi.org/10.3390/nu14224849
今回の論文はリハビリテーションガイドラインの栄養版に参加させて頂き出版するに至りました。メタアナリシスとは世界の様々な無作為化比較試験をまとめて、作成される最もエビデンスレベルが高い報告になります。つまり、最も信頼できる方法です。
このメタアナリシスでは重症患者の急性期に蛋白質とエネルギーが筋萎縮、筋力、身体機能、ADL、集中治療後症候群にかかわる長期予後であるADL、生活の質などにどのような影響を与えるか調べました。その結果、急性期のカロリー投与量では重症患者の予後に有意差はなかったものの、蛋白質投与に関しては有意差を認めました。
一番の発見は急性期の蛋白質投与が筋萎縮の予防に有効であることが明らかとなったことです。さらに、有意差はp = 0.06と統計の世界ではぎりぎり有意差はありませんが、急性期の蛋白質投与が患者さんの長期的なADL改善にも有効である可能性がでてきました。
つまり、重症患者さんの急性期においてしっかりと蛋白質を投与する必要があることが分かりました。具体的にはICU入室4日目から10日目に1g/kjg/day以上の蛋白質が必要という結論になりました。今後とも重症患者さんの社会復帰につながる様々な活動に参加していきたいと思います。
今後とも「筋萎縮ゼロプロジェクト」を宜しくお願い致します。
神戸大学 災害救急医学分野 医員
徳島大学 救急集中治療部 非常勤研究員
中西信人
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