プロジェクト
“若い才能を育み、新たな文化を生み出す拠点が徳島に必要です”
今、さまざまな場所で強いビジョンが求められていますが、街の子ども達に自分の生まれ育った地域の100年後の未来を想像できるでしょうか。
大人である我々でも難しいかも知れません。それらを考える際、アートという存在が必要です。アーティストの多くは既存の経済、社会の枠組みに捉われず、忖度せずに自らの感覚と行動で得たものを作品という形で表します。
それらは時には無意味なものであったり、面白い何かであったりします。
私たちはアート作品だけではなく、徳島で活動するアーティストこそ重要だと考えています。
アーティストの数が多いほど多様で強いビジョンが生まれると信じているからです。分かりやすい作品で考えると、岡本太郎の太陽の塔は今でも建っています。
当時、万博では考えられたコンセプトがあり、周りには建物から始まり全て完璧にデザインされたものがありました。
しかし太陽の塔は当時の万博とは圧倒的にミスマッチでありコンセプトである”進歩と調和”を否定したものでした。
今となってはどうでしょう。
デザインされたすべてのものは姿を消し、太陽の塔だけが建っています。
アーティストの生み出すビジョンの勝利とも言えるのではないでしょうか。
徳島にアーティストが多い街、そんな芸術に触れる機会が多い街にしたい一心で、小松島市という小さな港町にアートギャラリー、アトリエ、ラボを併設したスペースを創りました。
しかし、活動資金や設備投資が足りません。
この機会に一緒に活動してくださる仲間を集めたいと思っています。
是非、徳島の芸術振興にご協力ください!
初めまして、特定非営利活動法人Arts Shikoku(通称AS)で代表理事を勤めさせていただいている石原佑と申します。
私は高校時代、デザイナーになりたいという一心で美大受験を決心し、当たり前のように美術予備校に通い、東京都内の美術大学に進学しました。
そのまま都内でデザイナーとして経験を積み、海外にも活動の幅を広げ、その後いろんな理由で、徳島に帰省しデザイン会社を創業しました。
しかし気づいたことが、徳島にアートティストが少ないということです。
私の母校は大きくデザイン学部と美術学部に分かれています。
私の所属はデザイン学部でしたが、美術学部の授業も同時に受講でき、美術学部の人たちとも仲がよかったです。
どこの美大にも共通していることではないかも知れませんが、デザイン学部の人たちは3年生になると突然、スーツに身を包み広告代理店や大企業にインターンをはじめ就活を開始します。
その頃美術学部の学生はツナギ姿で変わらず作品を制作しています。
なんとなくですがその時に理解したのが、アーティストはある種の覚悟だということです。
「この人たちは卒業後どうするんだろう」という野暮な考えが頭をよぎりましたが、答えは簡単で、卒業後も作品を作るのです。
売れたからといってやめないし、かといって売れなくてもやめない。
そんなピュアな精神からの創作物だから強いコンセプトを放つ。
当たり前だと思います。
そのような人材は街づくりには必ず必要です。
しかし現状、徳島にはアーティストが少ないです。
滞在型のプログラムで一定期間滞在することは非常に有意義ですが、拠点にして欲しいのが私の本音です。
“なぜアートなのか”
少し専門的な話になりますが、デザインという職能が生まれたのはせいぜいこの50年くらいです。
産業革命において生まれる多くのモノをもっと使いやすく、見てくれも良く、といったことから応用美術という概念が生まれ、そこから企業のロゴにはじまり、商品などさまざまなものに応用されてきて現在職業として”デザイン”と呼ばれる領域が確立しています。
デザインの語源は”計画を記号に表す”つまり物事を生み出す計画行為です。
アートの語源は元々は複数形で、「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」つまり乱暴に言ってしまうと人間の行うこと全てです。
人間はデザインが苦手だと感じています。
人は大きな計画を行えば行うほど何処かにエラーが起きてコントロールが効かなくなります、大きな組織でも同じように言えると思います。
一方、自然界はデザインの手本にも度々されますが、全て完璧に計画されたかのように、当たり前のように循環し、この惑星を、宇宙の均衡を保っています。
一方でアートは、自然界にないものを創り出そうという人間にのみ許されたことです。
良い悪いは別として、本来ないはずの線を地球上に作り、法をつくり、貨幣をつくり、善悪の価値観に至るまであらゆるものを創造してきたと思います。
私たちはそのような途方もないもの、新たな文化を創出しようとしています。
私の住む徳島県にも、阿波踊り、人形浄瑠璃、藍染、この土地から生まれた独特のものがあります。
貯蓄率が多い、女性起業家が多いなども文化ですね。
そのような文化が同時多発的に生まれやすい環境こそが多様性であり、これからの街づくりに必要なことだと考えています。
文化醸造のためには、やはりアートを大切に考えなければなりません。
なぜかというと今現在世の中にないものをゼロイチで生み出す行為だからです。
アーティストの行うこと、作品、考えが他に影響を与え、自然発性的にあらゆる解釈がされ、広がっていくのが芸術運動です。
阿波踊りも同じです。
盆踊りが「組踊り」「ぞめき踊り」「俄」といった民衆芸能の影響を受けながら現在の形になっていったそうです。
そのために、アートという行為を主軸に、制作するアーティストの存在が大切です。
彼ら彼女らの作品はある種のゴミです。
私たちが不必要なものをゴミと定義するなら、アーティストの作品は、資産価値として捉えられる名画などを除いて、社会の枠組みの中で機能しないのでそのようになります。
地球上、社会に存在しない価値観を人間が生み出したものをアートと定義(持論です)するのであれば、アーティストの作品は地球上には存在しなかったものです。
いつの間にか社会の中という狭い世界で物事を見ている我々はそんな貴重なものを無視してしまいます。
そのような未知のものにしっかり目を向け、対峙できる場所が徳島にあるなんて素晴らしいことだと思います。
そして子どもたちにとっても未知との遭遇はこれまでにない教育を超えたものになると考えています。
“アーティストをどうやってこの田舎に増やすのか、 NPO法人Arts Shikokuの設立”
では地方でアーティストはどうやって生活するのか、収入源は?などたくさんの課題があります。
現在、アーティストと呼ばれる人たちはマネジメントを行うコマーシャルギャラリーに所属するか、財団等からのサポートを受けるか、教員になるか、もしくは自身でセルフマネジメントを行い作品を販売するか、別に仕事を持つ方まで居ます。
文頭の課題に戻りますが、やはり徳島県にはアーティストをサポートする組織がなく、またアーティストを目指す人にとって拠点として活動するには環境が整っていません。
そのような状況を改善しようと、私たちは県内経営者、学者、多様な人材に集まっていただき、私の学生時代の後輩で現役のアーティストの林俊も参画し、NPO法人を設立しました。そして小松島市内の倉庫を改装し、ギャラリーを設営し、理事でもある林俊の展示を行いました。
6日間という短い会期、広報も行き届いていない状況で50人余りの来場者、数十件ものお問合せをいただき、この”場”の必要性を改めて認識できました。
アートといえば第一想起するのは綺麗で静かな美術館、そして絵画彫刻かと思います。
しかし私たちが大切に考えているのは作品ではなくアーティストです。
今は外から来たアーティストの方が大半ですがいずれ徳島から生まれたアーティストが徳島で活動できる環境を作り、世界一アーティストが活躍できる街にしたいと考えています。
そこでよりたくさんの人にアーティストと関わってもらいたいと思い、当法人の活動に参画していただける人たちを増やしたい、たくさんの企画を行いたいとの思いで資金調達を実施することを決めました。
これからたくさんのイベントやワークショップ、展示を行います。
そして場所も現在、ギャラリー、コワーキングスペース、舞台、アトリエのスペースがありますが、まだまだ改装する必要があります。
そのための投資をぜひ、あなたもアーティストとして行っていただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
挑戦者の自己紹介
石原 佑
所属:NPO法人Arts Shikoku
役職:代表理事
東京造形大学卒業後、都内及び海外でデザイナーとして活動、2018年より生まれ故郷の徳島県にてデザイン会社BLUEを創業。
現在、地元企業を中心にデザインコンサルティングを行っている。
専門はビジネス、テクノロジー、デザインと幅広く、特に社会課題を見据えたデザインの提案を得意とする。
六本木AXIS、バンクーバー美術館、神戸デザインセンター等、国内外でデザインの発表、ワークショップを行なっている。
2022年よりNPO法人Arts Shikokuを立ち上げ、理事長に就任する。
コメント24
白桃里美さん
育った街にアートがあったから、今の仕事に出会えました。だから今とても感謝しています。小松島から徳島の芸術振興、アーツシコクさんの想い、行動、応援しています!次の子どもたちに届きますように!
touchさん
徳島で面白いことが始まるの楽しみにしてます。
石原 佑
ありがとうございます。面白いものを小松島の地にインストールして行きますのでお見守りください。
島隆寛さん
小松島が世界に誇れる場所にしましょう。
石原 佑
いつも深謝しております。ご期待に必ず答えます。
osaruさん
たくさんの交流を作って欲しいです❗
石原 佑
感謝します。たくさんの交流が作れるようイベントもやって行きますのでぜひご参加ください。
Takao Moritaさん
楽しみですねー!
ワクワクしますねー!
微力ながら応援させていただきます(^^)
石原 佑
ありがとうございます!!本当に嬉しいです!またコラボしてください!
木下麻衣さん
こんにちは!
徳島新聞に掲載された記事も拝見しました。心から賛同します。
より心ゆたかな徳島になりますように。
ささやかではありますが協力させて下さい❤️
石原 佑
木下さん
この度はご寄付いただきありがとうございます。ご期待に添えるよう尽力致しますので今後ともよろしくお願いいたします。また施設に一度お電話くだされば開けますので遊びに来てください。
keisuke_worksさん
新しいことに挑戦することこそが地域の活性化につながると思います!頑張ってくださいね!
応援しています☺️
石原 佑
ありがとうございます!嬉しいです。ぜひ一度映像展をこの施設でお願いします^^全力でサポートさせていただきます。
Taloni タロ二さん
こんにちわ、坂本です。
子供たちの未来のために微力ながらお手伝いさせてください。応援しています!
石原 佑
ありがとうございます!是非北欧雑貨とのコラボレーションもよろしくお願いいたします。この活動にご参画いただけた上にご寄付をいただけるとは本当にありがとうございます。
bacchirinさん
おもしろきことで、人をびっくりさせましょ~
石原 佑
服部さんいつもありがとうございます!!!おもしろき徳島にしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
佐々木 恵美さん
アートスペース、大事だと思います!今後どんなふうに発展していくのか楽しみです!
石原 佑
ありがとうございます!!!ステージなどのスペースもあるので是非娘さんのバイオリンと恵美さんのデザインで何かコラボしてください^^
岡崎万寿美さん
ARTS四国
開設おめでとうございます🎵
応援しています。
樫原社長がんばってくださいね🎵😊
石原 佑
はじめまして。代表の石原です。樫原よりお名前は伺っております!この度はご寄付ありがとうございます。魅力的な場にさせていただきますのでどうぞよろしくおねがいいたします。
はるさん
応援しています!
石原 佑
ありがとうございます!!是非今後とも関わってください!!
河野 卓望さん
応援しています!
石原 佑
ありがとうございます!!とても嬉しいです。また本拠地にも遊びに来てください。
Naokazu Noharaさん
何事も新しい取り組みを始めるには、熱量を持った仲間が必要だと思います。御団体のこれからの活躍を楽しみにしております。
石原 佑
ありがとうございます!ご期待に応えられるよう尽力させていただきます。
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このプロジェクトはオールイン型ですので、目標金額の達成状況によらず支援が実施されます。
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限定4枠:コワーキングスペース・ホール・ステージ・アトリエのどれか
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sasaki namieさん
私の子供たちが大人になった時、当たり前のようにアートが身近にある徳島であればなんと素敵なことかと思います。応援しています。