徳島大学で受け持っている講義について紹介します

いつも応援ありがとうございます。支援期間残り4日となりました。支援者さん５０人を目指し最後まで全力で頑張って参ります！

今日は徳島大学で受け持っている講義についてお話します。

医療スタッフがICTを医療現場で活用し業務を効率化できるように努めていますが、医療情報が漏えいしないように守ることも非常に大切なことです。医療機関は、従業員が職務上知り得た秘密を勤務時間の内外、勤務場所の内外を問わず漏えいしないよう監督する義務を負っています。病院情報センターでは、学生や医療スタッフが情報を安全かつ適切に利用するよう個人情報保護や情報セキュリティの講義も行っています。

情報セキュリティとは、個人情報、企業情報など漏えいしてはならない情報を保護・維持し、有効利用ができる状態を保つことです。現在は、以前より多くの情報をさまざまな機器から容易に送受信できるようになり、情報に対するリスクも増えてきています。

これを守ることができないと、個人情報の漏えい、病院情報システムの停止に伴う診療停止、不正アクセスによるPCの不正利用・ウイルス感染、SNSでの意図しない情報公開によるトラブルなどが発生します。このようなトラブルの原因は、セキュリティ意識に低さ、個人情報の誤った認識、ルールを守らない不正な行動など、人的要因がほとんどですので、教育が重要といわれています。

2020年1月に発行されました「医療情報　第6版　医療情報システム編」でも個人情報保護の内容を記載しています。
本を見かけた時にはぜひ、読んでみてください。
 
田木真和. 個人情報保護法. 医療情報　第6版　医療情報システム編. 一般社団法人日本医療情報学会医療情報技師育成部会－編集. 篠原出版新社, 381-386, 2020年1月.