目指せ！「夏の阿波踊り、冬のオペラ」～あなたとつくるオペラ「ラ・ボエーム」

～オペラ『ラ・ボエーム』で地域を元気に！～

さわかみオペラ芸術振興財団は、オペラによる地域の活性に取り組んでいます。
地元合唱団を結成し、毎年のオペラ公演・コンサートの開催を通じて、たくさんの方々に感動と喜びをお届けしてきました。

2025年には、世界中で愛され続ける名作オペラ『ラ・ボエーム』を上演いたします！
その舞台をさらに魅力的に、そして地域全体で盛り上げるために、クラウドファンディングを実施いたします。

2024年さわかみオペラin徳島　『愛の妙薬』公演より

 

クラウドファンディングの目的～目指せ500万円！

今年は500万円を目標にします。皆さまからのご支援は、以下の取り組みに活用させていただきます。

●　イタリアよりオペラ歌手2名を招聘
●　子どもたちをゲネプロ（２日間で500名予定）・本公演（２日間で20名予定）に無料招待
　　※ゲネプロとは、本公演前に最終のリハーサルを行うこと
●　イタリアの舞台で実績のある指揮者・演出家による舞台制作
●　徳島でオペラを広めるための活動費

2024年さわかみオペラin徳島「愛の妙薬」ゲネプロに来場してくれたあわぎんキッズと出演者たち

 

「オペラで地域が活性するの？」

公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団は、日本にオペラ文化を広めること、そして日本の音楽家を世界に送り出すことを事業目標として、2014年より活動を開始しました。
この活動の一環として、「夏の阿波踊り、冬のオペラ」を合言葉に、徳島でのオペラ公演・コンサートを2017年より毎年開催しています。

当初は2017年、2018年にパシフィックハーバーでオペラコンサートを開催し、2019年には「さわかみオペラin徳島実行委員会」が発足し、市民合唱団「コーロ・インダコ」（イタリア語で「藍色の合唱団」を意味する）が19名で結成されました。この年、教育会館でさわかみオペラin徳島『トスカ』のハイライト公演が行われました。

2019年　さわかみオペラin徳島「トスカ」の一場面

それからは年々、公演の規模は拡大し、来場者数や合唱団の人数も増加の一途を辿っています。 これまでの主な公演とその進化は以下の通りです。

• 2019年：さわかみオペラin徳島『トスカ』開催
• 2020年：さわかみオペラin徳島『道化師』開催

2020年　さわかみオペラin徳島「道化師」より

• 2021年：さわかみオペラin徳島『カヴァレリア・ルスティカーナ』開催
  この年からクラウドファンディングを導入し、ヴァイオリンなどの楽器奏者や舞台装置の拡充に成功しました。これにより、より厚みのある音楽と臨場感あふれる舞台をお届けできるようになりました。

2021年　さわかみオペラin徳島「カヴァレリア・ルスティカーナ」より

• 2022年：さわかみオペラin徳島『カルメン』をあわぎんホールで開催
  クラウドファンディングによってオペラの本場ヨーロッパから主役歌手を招聘し、舞台美術や照明を充実させることで、躍動感のある素晴らしい舞台を実現しました。この年のクラウドファンディングは目標金額を大幅に上回る484%を達成し、多くのご支援をいただきました。

2022年　さわかみオペラin徳島「カルメン」より

• 2023年：さわかみオペラin徳島『椿姫』を2公演開催
  この年もクラウドファンディングを活用し、海外から2名の主役歌手（ヴィオレッタとアルフレード）を招聘し、日本人トップクラスの歌手と組み合わせることで、ダブルキャストによる異なる「椿姫」をお楽しみいただきました。

2023年　さわかみオペラin徳島「椿姫」より

• 2024年：さわかみオペラin徳島『愛の妙薬』を2公演開催
  クラウドファンディングを通じて海外から2名の歌手を招聘し、さらに9名のオーケストラと指揮者の出演を実現しました。この公演では、来場者数が1,100名に達し、クラウドファンディングと協賛を合わせた支援総額は721万円に上りました。

 

これらの活動を通じて、徳島では「オペラはよくわからないけれど楽しかった」「とても感動した」と感じる方が増え、オペラが非日常的なものから日常に近づきつつあります。公演を通じて県内外から人が集まり、地域経済の活性化にも貢献しています。

「オペラで地域が活性するの？」そんな疑問をお持ちの方にこそ、ぜひこの機会にオペラを観に来て・参加していただきたいのです。人が集まり、動くことで、街が元気になります。
阿波踊りで夏ににぎわう徳島に、今度は冬にオペラで人の流れをつくりませんか？

きっと、オペラが持つ力と、地域の新たな可能性を感じていただけるはずです。
どうぞ、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします！

公演概要

●　演 目：さわかみオペラin徳島「ラ・ボエーム」全４幕　 伊語上演／日本語字幕付き 作曲プッチーニ
●　日 時：A：2025年12月６日（土）/ B：2025年12月７日（日）
●　場 所：あわぎんホール
●　指揮者　山崎隆之、演出　武井基治
●　出演者：
　　　　　　ミミ　　　　（A）海外より招聘、（B）玉置　彩音
　　　　　　ムゼッタ　　（A）黒田　詩織、　（B）立塚　夢子
　　　　　　ロドルフォ　（A）本多　信明、　（B）海外より招聘
　　　　　　マルチェッロ（A）松浦　宗梧、　（B）日和　充
　　　　　　ショナール　（A/B） 宮本　史利
　　　　　　コッリーネ　（A/B） 松中　哲平

※チケット一般発売は2025年８月20日（水）10時～

 

指揮者＆演出家紹介

指揮者 : 山崎　隆之
京都市生まれ。イタリアにて多数の公演を指揮。ローマ歌劇場で研究員として研鑽した後、北イタリアの劇場を中心にMaestro collaboratoreとして経験を積んだ。2017年、トリエステ歌劇場でヴォルフ＝フェラーリの『Il segreto di Susanna』を指揮してデビュー、その後プッチーニの『Gianni Schicchi』、ニェッコの『La prova di un’ opera seria』、オッフェンバックのオペレッタ『 L’isola di Tulipatan』等、多くの公演で評価を得ている。

演出家 : 武井　基治
2016年に渡伊。以降7年間でイタリア・セリエA歌劇場にて300回以上のオペラに出演。『椿姫』『ナブッコ』『ジャンニ・スキッキ』『アル・ムリーノ』などで主役を務める。2022年には作曲家N・ピオヴァーニ初のオペラ『Amorosa Presenza』で主演。イタリア国営放送RAIで放映され話題に。セリエA歌劇場のシーズン開幕オペラにテノール主役で出演した初の日本人。東京都出身。公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団舞台芸術統括。

「ラ・ボエーム」内容紹介

パリの安アパートの屋根裏部屋、貧しいながらも芸術に夢をかける若者たちが、笑いと友情で寒さをしのぐ…そんなシーンから、物語は始まります。

そんな中、ろうそくの灯りが消えた暗闇の中で、詩人ロドルフォとお針子ミミが出会い、「冷たき手を」「私の名はミミ」のアリアで二人の心が重なります。

舞台は一転、カルチエ・ラタンでは、街の喧騒が音楽にあふれ出します。子どもたちの合唱や行き交う人々のざわめきに包まれ、自由奔放なムゼッタが「私が街を歩けば」を歌い上げます。

やがて物語は静かな雪の街角へ。病に苦しむミミがロドルフォに別れを告げる「あなたの愛の声に呼ばれて」は、愛の記憶に優しく触れるように歌われます。続く四重唱では、愛し合いながらもすれ違う4人の想いが、複雑に絡み合いながら美しく響きます。

そして最後の舞台は仲間たちとの思い出が残る屋根裏部屋へと戻り、幕を閉じます。

コーロ・インダコ紹介

イタリア語で、コーロ＝合唱、インダコ＝藍、「藍の合唱」という意味になります。まさに徳島のための合唱です。

2024年さわかみオペラin徳島「愛の妙薬」海外から来た歌手と一緒に熱演

徳島でオペラコンサートを開催した際に、私たちもオペラを歌ってみたい、という声から始まり、合唱団が結成されて７年目になります。「トスカ」、「カルメン」、「椿姫」、など数々のオペラに出演し、日本人のプロのオペラ歌手のみならず、クラウドファンディングにより海外より招聘された歌手たちと同じ舞台で堂々と歌い演技しています。

皆が知っているあの人や、この人が舞台に立って自由に歌っている姿を見るだけでも、とても楽しくなってきます。ぜひ、彼らとともに舞台に立ってみませんか？

私たちは、徳島が「オペラの町」となることを目指しております。

今年は、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を2公演開催します。この公演では、海外から2名の歌手を招聘し、約15名程度のオーケストラと指揮者を招き、さらに素晴らしい舞台をお届けすることを目指しています。

この目標を実現するために、皆様のご支援を賜りたく、クラウドファンディングを実施いたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

挑戦者の自己紹介