城南高校150周年記念【夢をつなぐ対談】在校生 池田晃誠さん×同窓生 酒池由幸さん
クラウドファンディング開始から19日が経ち、48名の方から637,000円のご支援をいただいております!心からの感謝を申し上げます。
私たち徳島県立城南高等学校150周年記念事業実行委員会は、城南高校創立150周年という特別な機会に「夢をつなぐ対談」という企画をしました。
同窓生であり、実行委員会会長の酒池由幸さんを聞き手に、在校生に「どのような夢を抱いているのか」「どのようなことに興味をもっているのか」じっくり語っていただきました!
この対談を通して、在校生たちが抱く「夢」を大切に受けとめ、応援していきたいと思っています。
※昨日、公開準備中の記事を誤って公開し、支援者の方々へメッセージが誤送信されてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう十分に注意してまいります。
在校生 池田晃誠さん×同窓生 酒池由幸さん
酒池:池田さん、よろしくお願いします。私と池田さんには、半世紀位の年代差がありますが、奇遇にも、小学校時代の「津田イーグルス」から、中学校、高校と同じチームでプレーしたというのも何かの「縁」を感じますね。
小・中学校では4番ピッチャーでしたが、高校では1番ショート。俊足でわりと肩が強かったかなぁ!?部員からは、笊(ざる)の三遊間と揶揄されてましたが(笑)
池田:僕は、酒池さんと同じチーム「津田イーグルス」から、「人数が足りないから、部員にならないか?」と誘わたのが切っ掛けで、いざ野球をやってみると、おもしろくて現在も続けています。
酒池:私は、「読売巨人軍の長嶋茂雄選手」に憧れて野球をはじめました。「燃える男!」と言われてて、ここぞという時に打つ。そこに魅かれました。
小学生の頃は、地域の子どもたちが集まって草野球チームを作り、自分たちで対外試合も組んでました。部活動に保護者のサポートが、あまりない時代でしたね。
池田:僕の憧れは、「阪神タイガースの藤川球児選手」です。
僕の時代は、保護者や周りの人たちが、お弁当の用意や車の送迎など、野球に集中できる環境づくりに、全面的にサポートしてくれました。
酒池:城南に入ってからも、真夏でも「練習中は水を飲んではいけない」という不文律みたいのが依然としてあって、気合いで乗り切っていました。
ショートだったので、横跳びしてボールキャッチをする時なんか、小石が混ざっている荒い土のグラウンドで、腕が傷だらけになることもありましたが、それでも水で洗い流すことも許されない雰囲気がありましたね。まさに「スポ根」そのものでしたが、今はどうですか?
池田:今は、黒土のグラウンドが整備され、ピッチングマシーンを使って質の高い練習を行うことができます。部室は3つあり、マネージャーも4名が所属していて、体力作りのサポートや、ノック練習に付き合ってくれることもあります。
僕はゴムチューブを使ってインナーマッスルを鍛えて、手元で伸びるストレートに磨きをかけています。速球勝負が信条で、140キロを出すことが目標です。
酒池:マネージャーが4名もいるのですね。私の時代はゼロでしたから、羨ましいです。
夢は、やっぱり甲子園ですか?
池田:はい、甲子園出場です。今年の夏「第106回全国高校野球選手権徳島大会」では、ベスト4まで進み、僕たちにも十分可能性があると実感しました。
酒池:そうですよね!実は、ベスト4が決まった瞬間から、同窓会や後援会では、甲子園出場に向けての寄付金を集める会議の準備をしてたんです。
私も現役時代、城南は公式戦ゼロ勝の県内最弱チームでしたが、それでも見果てぬ夢を見てました。その後、2011年には、後輩たちが甲子園出場を果たし、今や甲子園も手が届くところまで来ています。まさに、「隔世の感あり」ですね。
今の城南高校野球部は、どんなチームですか?
池田:昨年のチームメンバーは、3年生が中心のチームで、1・2年生は公式戦の経験が少ない状態でスタートしたので、最初は負けたり、思うようにいかないこともありました。
しかし、試合を重ねるごとに「チームのためにプレーすること」を覚えていき、秋の大会では、チームの勝利のために一人一人がプレーする、というスタイルに変わりました。そして、チーム全体の一体感も、ますます強くなっていると感じます。
酒池:チームワークは、社会に出てからもとても大事なことなので、いい経験をしていると思います。甲子園出場以外に、チームの目標はありますか?
池田:野球部では「人から愛される人間」になろうというモットー、目標を大事にしています。学校のボランティア行事などには、率先して参加することにしています。
酒池: それは素晴らしい目標だと思います。人間形成の部分も大事にしながら、チームとしての一体感も大切にすることで、より勝利につながっていくと思います。部員もチームも、ともに成長していきますね。
池田:酒池さんは、高校時代、将来の夢はありましたか?
酒池:私は、中学校時代からアメリカ映画が好きで、英語・英会話にとても興味を持ちました。高校時代には、当時の英語教師の影響もあり、留学したいという気持ちが募ったのですが、当時はそうした制度もなく、結局大学に進学した後にイギリスに語学留学しました。
将来の夢としては、海外に繋がる仕事をしたい、漠然と外交官や航空会社で働きたい、と思っていました。現実は、公務員の道を選んだ訳ですが、徳島県庁では、ドイツニーダーザクセン州や中国湖南省との友好提携を担当することができ、高校生の時の夢を少し実現した思いでした。
池田さんは、現在、夢や目標はありますか?
池田:まだ定まっていませんが、僕も大学生になったら海外留学し、そこでしか得られない感動や体験をしてみたいと思っています。
酒池:私と同じ思いですね。私は、最初に海外で暮らしたのは、ケンブリッジ大学でのホームステイで、そのあと卒業旅行でヨーロッパの国々をバックパッカーで旅して周りました。
一人で海外に行くのは不安でしたが、終わってみると満足感しかなかったです。やはり、チャレンジ精神が重要ですね。池田さんはどこの国に行きたいですか?
池田:僕もヨーロッパに行きたいですね。特にイタリアに興味があります。世界史で学んでいますが、「すべての道はローマに通ず」という諺があるように、文化や価値観が入り混じってできた国でしか感じられないことがあるのではないかと思うんです。実際に行って、体感して、学んでみたいと思っています。
酒池:私も、留学生たちと授業やフットボールを一緒に体験し、異文化に触れることにより、自分の価値観が広がった思いがしました。その時のカルチャーショックや感動が、今の自分を形作っているのではないのかなと考えております。
ところで、今、学校生活や部活動で困っていることはありますか?
池田:10年前、野球部が甲子園に出場した際に購入いただいたマイクロバスの、エアコンが故障していて、特に夏はサウナ状態の中で移動することとなり、遠征の場合は着いたらへとへとになります。
酒池:それは大変ですね。
お正月に、第17回硬式野球部OB会に出席しましたが、広島東洋カープにドラフト3位指名された岡本投手も参加されていました。
部活では、生徒の皆さん方は、限られた環境の中で努力を重ね、硬式野球部や女子バレー部など、多くの部活が素晴らしい成績を残していますが、岡本選手みたいに、さらに優れた人材を輩出していくためには、設備の改善やトップアスリート達から直接学べる機会を作ってあげることも必要ではないかと考えております。
最後に、何か質問はありますか?
池田:高校時代の経験で、社会人になっても役に立ったことは何でしょうか?
酒池:やはり、部活動や学生生活で、仲間と一緒にひたむきに努力を重ねた感動体験が、自分の心の支えになっていますし、先生方との出会いや導きも、自分が成長する上でかなり重要な要素であったと考えております。
こうした経験を経て、「いかなる努力も決して無駄にはならない」、「学生の頃の感動体験が、その後の人生を形作る」といった先人たちの言葉に共感できるようになりました。
池田:わかりました。それが大事ですね。お話しできてとても勉強になりました。
今日は、ありがとうございました。
酒池:これからも、在校生の皆さん方には、それぞれの夢や目標をもち、その実現に向けて挑戦していって欲しいと思います。我々同窓生としても、その思いを応援しています。
今日は、ありがとうございました。
このプロジェクトはオールイン型ですので、目標金額の達成状況によらず支援が実施されます。
海外研修&部活動報告コース
生徒たちより海外研修や部活での成果をフォトスライドショーにて報告させていただくとともに、お礼のお手紙又はお葉書をお送りします。
吹奏楽部演奏会招待コース
城南高校吹奏楽部・合唱部の『定期演奏会』の特別にペアで、ご招待します(R8年3月開催予定)。
生徒たちより海外研修や部活での成果をフォトスライドショーにて報告させていただくとともに、お礼のお手紙又はお葉書をお送りします。
返礼品
- 感謝のメッセージ
- 報告スライドショー
- 定期演奏会ペア招待券
体育祭・ファイヤーストーム特別招待コース
城南高校の行事『ファイヤーストーム』に特別ご招待します(R7年9月上旬週末開催予定)。
生徒たちより海外研修や部活での成果をフォトスライドショーにて報告させていただくとともに、お礼のお手紙又はお葉書をお送りします。
返礼品
- 感謝のメッセージ
- 報告スライドショー
- ファイヤーストーム招待券
全力応援コース
全力応援いただいた感謝として、生徒たちより海外研修や部活での成果をフォトスライドショーにて報告させていただくとともに、お礼のお手紙又はお葉書をお送りします。
返礼品
- 感謝のメッセージ
- 報告スライドショー