はじめまして、徳島大学鳥人間プロジェクトで2025年度代表を務める中西彩歌です。
私たちのチームは「徳島の魅力を全国に」をモットーに活動しており、自作人力飛行機を製作したい!
そして、鳥人間コンテストで琵琶湖の大空を飛びたい!飛ばしたい!という想いをもった、ものづくりが大好きな学生が集まり、大会出場を目指しています。
徳島大学鳥人間プロジェクトは、2018年4月に創設され、2021年に鳥人間コンテストに初出場を果たしました。その後、2022年、2023年、2024年と4年連続出場を成し遂げました。
今年の機体も、一年をかけてメンバーや先生、地元徳島および創設以来ご協力をいただいている企業さんの多大なる応援をいただき製作してきました。
鳥人間コンテストは、1977年から滋賀県の琵琶湖で開催されてきました。私は滋賀県出身であり、この大会は小さいころからとても身近なものでした。その光景は、高くそびえるプラットフォームが大きく、きれいでとてもかっこいいものでした。
あのプラットフォームに対して長年憧れの気持ちをもっていました。
そして私は、今年度の機体のパイロットに志願しました。
仲間と作り上げてきたこの機体でより長く、遠くまでフライトしたいと決意しました。
鳥人間コンテスト2024は、7月27(土)、28(日)に滋賀県の琵琶湖の松原水泳場で開催されました。メンバー30名で大会に挑み、徳島県の方々や保護者、OBOGの総勢約40名が現地に駆けつけてくださり、この機体に託したメンバーの想いはもちろんのこと、徳島県の方々、OBOGの想いとともにフライトし、全力でやり切ることができました。
フライト直後は、やり切ったような思いがありましたが、陸にもどって冷静になるうちに、まだまだ挑戦したい、もっと長い時間飛んでいたいという気持ちが強くなっていきました。
この挑戦を成功させるためには、機体の改良と精度の向上が不可欠であり、より多くの時間と資金がより多く求められます。皆さまのご支援が、私たちの新たな飛躍を後押ししてくれることを心から願っています。
どうか、私たちの挑戦を応援してください!
2024年度の鳥人間プロジェクトは
2018年に創設され、今年で7年目を迎えた鳥人間プロジェクトは、現在35名のものづくりが大好きな学生が学部を超えて集まり、活動しています。
徳島大学鳥人間プロジェクトは、現在4年連続で鳥人間コンテストへ出場しており、少しずつ機体製作のノウハウが蓄積され、参加する学生数も安定しています。
4月 プロジェクトへの参加募集、本番機製作
5月 本番機製作完了
6月 組み立て練習、テストフライト
7月 テストフライト、機体調整、機体お披露目会、鳥人間コンテスト出場
2024年のテストフライトの様子
9月 チーム新体制、次年度の機体設計構想
10~12月 次年度の機体製作
1月 桁試験、試作
2月 鳥人間コンテスト出場申込書提出、本番機製作開始
3月 鳥人間コンテスト出場決定通知、本番機製作
私は、地元が大会開催地の滋賀県であることから、幼いころから鳥人間コンテストに出場したいと考えていました。
徳島大学に入学した1年生からこのプロジェクトに参加しました。当初、前代表である横溝先輩についての印象は、何かに秀でていると感じることはあまりなく、大会に出たいという気持ちが人一倍大きい人だなあと思っていました。
しかし、2年目の今年、横溝代表を近くで見てきて、なぜかサポートしたくなる、応援したくなるという魅力を持っている人だということに気付きました。
横溝先輩は、1年生で鳥人間プロジェクトの代表に就任するという異例の代表でした。
その時の鳥人間プロジェクトは、参加する学生が大勢いましたが、コロナ禍であったためか、目標を掲げる気力が弱まり、まとまりがなく、組織の体制がうまくいっていなかったようです。そんな時でも、横溝代表は、1年生ながらに鳥人間プロジェクトの創設から伝わるマインドを自分の言葉でしっかり、発し続けたと聞きました。
それだけでなく、挑戦と前進を続けながら活動し、応援してくださっている方々には、常に感謝の気持ちを持って行動しています。どんな状況でも前を向き続け、他者への感謝を忘れない。横溝先輩が多くの人から愛される理由はここにあるのだと思います。これこそ秀でた才能だとわかりました。
私は今年の8月に横溝先輩から代表を引き継ぎ、2025年度の鳥人間プロジェクトの代表を務めることになりました。私も横溝代表のように、皆さんが応援したくなるような代表になれるよう頑張っていきます。
四代目パイロットになりたい
私は大学入学まで滋賀県で生活してきました。鳥人間コンテストは地元の滋賀県でも大きなイベントで、家族でこの番組を見るのが我が家の定番でした。
大学生チームが社会人チームと張り合いながら戦う姿が小さい頃からの憧れでした。大学生になったら鳥人間チームに入る!と決めていました。
徳島大学に入学を決めたのも鳥人間チームがあったからです。入学後は、希望通り「鳥人間プロジェクト」に参加しました。この1年は、多数のメンバーで0から機体を製作していく過程に自分が加わり、形になっていくことが面白く、そこに参加できている喜びがとてつもなく大きかったです。
私がパイロットに立候補したきっかけは、2023年の大会です。
プラットフォームから全長約20mという大きな機体をたった1人で背負って飛ぶ先輩の姿に魅了されました。しかし、飛び立った後、プラットフォームから飛んでいる機体が見えることはなく、2021年初出場からの3年間で最低記録となってしまいました。
そのときの悔しくて涙を流している先輩方の姿が頭から離れなかったこと、自分自身も言葉が出ない悔しさを感じたことで、次は自分の手でチームのみんなを喜ばせたい、プラットフォームから最高の景色を見てもらいたいと思い、大会終了後すぐに立候補しました。
2024年コンテストを終えて
いよいよ、2024年の大会が始まりました。
当日の早朝は、曇りの予想とは裏腹に快晴で、絶好のフライト日和となりました。メンバーの顔からはフライトに臨むやる気や本番の緊張感が感じられました。
フライトの前までは、自分やメンバー、応援してくださる皆さまの想いである「記録を伸ばすこと」で頭がいっぱいでした。夢にまで見たあこがれの舞台からフライトした時のことは、正直ほとんど覚えていません。
着水し、フライトを終えて、たくさんの拍手で迎えられた時にようやく、周りの人が喜んでいる様子が自分の目に飛び込んできました。
応援団の皆さんから「めっちゃ綺麗やった」「かっこよかったよ」と言ってもらえたこと、皆さんが涙しながら喜んでくださったことで、自分1人では決して見られなかった景色を見ることができたと感じました。
私たちの記録が伸び悩んでいたときからずっと応援し続けてくださった方々のおかげであることを実感しました。
もう1度応援してくださっている方々の笑顔が見たいと強く思い、次は代表として安全で、かつ記録を伸ばせるような機体の製作に臨みたいと決意しました。
私たちの進む未来は
次の目標は安全面、機体の強度を向上させ、記録としては250mのフライトが可能な機体を製作することです。
そのためには、今までと同じ設計、同じ製作方法とはいきません。
設計を大きく変え、それに伴って、強度を上げつつ軽量化できる製作方法を考えなければなりません。チーム内のメンバーだけでなく、他チームからのアドバイスもいただきながら製作していきます!
支援のお願い
機体製作費は部費、大学からの資金で賄っていますが、求められる精度や強度が上がるにつれ、必要な時間も資金も増え、現時点では、次年度の機体を完成させることも厳しい状態です。
今年を上回る機体構造・精度・強度を出すために、製作費や活動費の一部について私たちの活動にご賛同いただけましたら、ご支援していただきたいです。
皆さまへのメッセージ
今年は記録が伸び、メンバーの笑顔をたくさん見ることができました。私もメンバーの顔を見たときは手の震えが止まらないほど嬉しかったです。
今でもずっと頭から離れないのは、着水直後プラットフォームを振り返ったときの景色です。
私たちの滑走距離がどのくらいだったのか、確認したくてブラットフォームを見たとき、あまりの近さに驚きました。遠近法で近くに見えたこともありますが、こんだけしか飛べていないのか、と思いました。
機体引き上げ後、観客席側から自分たちの駐機場へ帰る途中、プラットフォームから離れるにつれ、あのとき、もうちょっと舵をきっていたら、乗り込みの位置がもう少し後ろだったら、と悔しさが増して涙が出てきたのを覚えています。
私の中にもう一度リベンジしたい、滑空後、琵琶湖から見る景色は、もっと遠くからプラットフォームを見てみたいという思いが強く、大きくなりました。
みなさんからのエールを背負い、もう一度、飛びたいと願っています。どうぞ温かい応援、ご支援をよろしくお願いいたします!
国立大学法人徳島大学への寄付と税制について
本プロジェクトへのご寄付は、徳島大学基金「教育・研究・社会貢献事業」への寄付として受入れ、支援に役立てます。徳島大学基金からの謝意としては、広報誌、教育・研究・社会貢献事業報告書をお送りさせていただいております。
国立大学法人徳島大学へのご寄付につきましては、個人からの寄付では所得税の所得控除、住民税(徳島県と県内市町村が条例で指定する寄付金として)の所得控除、法人からの寄付では法人税の損金算入が認められます。
寄付金領収書は本プロジェクト終了日である、2024年11月10日の日付けで発行いたします。税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。
個人からのご寄付
国立大学法人徳島大学に寄付金を支出した場合は、所得控除制度が適用され、(総所得金額の40%を上限とした寄付金額)から2,000円を差し引いた額が課税所得から控除されます。
実際の税控除額は前記の控除額に各人の税率を乗じたものになります。
個人住民税については、(寄付金(総所得額の30%が限度)-2,000円)×10%が寄付控除額となります。
10%の内訳は、都道府県が指定した寄付金が4%、市町村が指定した寄付金が6%となっています。
確定申告期間に所轄税務署で確定申告手続きを行う必要があります。その際に、国立大学法人徳島大学が発行する『寄付金領収書』が必要になります。
住民税の控除適用のみを受けようとする方は、『寄附金領収書』を添えてお住まいの市町村へ「都道府県民税・市町村民税控除申告」を行ってください。
法人からのご寄付
法人からのご寄付につきましては、寄付金額全額が当該事業年度の損金に算入されます。
この寄付金による損金算入は、国立大学法人徳島大学が発行する『寄附金領収書』で手続きができます。
振込によるご寄附について
このプロジェクトはクレジットカード決済以外に銀行、郵便振込によるご寄附も受け付けています。
入金確認のための支援者様の振込名義などをお知らせいただく必要があります。銀行、郵便振込によるご寄付の場合は必ずご記入をお願いいたします。
≪手順≫
①リターンのコースを選択し、「寄附するボタン」を押してください。
金額を確認し、配送先住所の入力を終えると、振込で支援するかカードで決済するかを選択できます。
表示される画面に従い、次の事項を入力してください。
振込先、口座番号等は申し込みをいただいたのち、支援者様に自動返信メールにて連絡します。
・振込名義人のお名前
・金額
・寄附コースの名称
・領収書などの送付先住所、電話番号、メールアドレス
②ご注意事項
・振込に際しては振込手数料のご負担をお願いいたします。
・カード決済でご利用できるのは、VISA・MASTERのみとなっております。
挑戦者の自己紹介
中西 彩歌
所属:徳島大学鳥人間プロジェクト
役職:代表
所属学部学科: 理工学部理工学科応用化学システムコース
出身:滋賀県草津市
趣味:オタ活
好きなこと:睡眠
今後の希望:研究職に就き、商品開発などをしてみたい
宮浦 正義さん
活躍期待しています