積極的放射線防護について
徳島大学の森田明典です。メンバー全員の紹介が終わりましたので、今日は、私たちの研究を端的に表す言葉として、「積極的放射線防護」という概念について説明したいと思います。
「積極的」という言葉の付かない、「放射線防護」という言葉は耳にされたことがあるのではないでしょうか。一般に、放射線源に対し、距離を取り、接近する時間を出来るだけ減らし、遮蔽をするという安全対策をイメージされることと思います。「目に見えない」という点で放射線とウイルスは似ています。今の新型コロナウイルス対策でも、距離を取り(ソーシャルディスタンス)、マスクをして飛沫を遮ることは有効な対策となりますが、これまでの日常とは異なる「新しい生活様式」を取らざるを得ない状況を強いられており、ためらいなくwithコロナの生活を迎えるには、一日も早い治療薬開発、ワクチン開発が必要です。
「積極的放射線防護(proactive radiation protection)」は、医学的介入によって生体の放射線耐性を高め、放射線のリスクを低減化することを意味します。これは、ウイルス感染症に対する治療薬開発、ワクチン開発に相当します。ウイルスならまだしも「with放射線」なんて想像できない、という方も多いかと思います。しかしながら、放射線治療を受けている患者の方々だけでなく、対策が必要な集団リスクとして、将来起こりうる放射線災害の被害者の救命にも必要な研究と考えています。また、あまり広く知られておりませんが、人類が宇宙で長期生活するためにも、放射線のリスク低減化は必須です。
私たちは、進歩の著しい生命科学の知見を活かし、人体に対する放射線のリスクをできるだけ減らし、放射線治療を受けている患者さんにとっては、がんが治るというベネフィット(利益)を、副作用をできるだけ減らして達成できるようにしたいと考えています。
寄附受入情報
- 徳島大学
本プロジェクトに寄付をしていただいた方には、徳島大学から寄付の受領書をお送り致します。国立大学への寄付になりますので、確定申告の際に受領書を提出することで税の優遇措置を受けることができます。大切に保管下さい。詳細は本文の「徳島大学への寄付と税制について」をご参照ください。また、このプロジェクトはクレジットカード決済以外に振込によるご寄付も受け付けています。詳細は本文の「振込によるご寄付について」をご参照ください。
このプロジェクトはオールイン型ですので、目標金額の達成状況によらず支援が実施されます。
お礼メール
感謝の心を込めて、お礼の手紙を電子メールにて送付させていただきます。
リターン内容
- お礼のメール
活動報告
支援していただいた方には、プロジェクトの研究活動などをレポートにまとめて、活動報告書としてお送り致します。
リターン内容
- お礼のメール
- 活動報告書の送付
- 森田先生ゆかりのマルベリーから作ったジャム(1本)
<オススメ>サイエンスカフェ
サイエンスカフェを開催し、医用理工学分野の現状やワークショップなどを通して、放射線とがん治療のことを学んで頂きます。プロジェクトの成果報告などについてもお話します。徳島大学蔵本キャンパスでサイエンスカフェを開催します。
リターン内容
- お礼のメール
- 活動報告書の送付
- 森田先生ゆかりのマルベリーから作ったジャム(2本)
- サイエンスカフェ参加権
プロジェクト成果の論文送付
支援していただいた方に、プロジェクトの成果論文を送付させていただきます。
リターン内容
- お礼のメール
- 活動報告書の送付
- 森田先生ゆかりのマルベリーから作ったジャム(4本)
- サイエンスカフェ参加権
- プロジェクトの成果論文の送付
アウトリーチ資料へのお名前掲載
学会資料・講演会などの資料やプレゼン時に謝辞としてお名前掲載させていただきます。(掲載を希望されない方は、寄付申込フォームにてご連絡ください。)
リターン内容
- お礼のメール
- 活動報告書の送付
- 森田先生ゆかりのマルベリーから作ったジャム(4本)
- サイエンスカフェ参加権
- プロジェクトの成果論文の送付
- アウトリーチ資料へのお名前掲載
プロジェクト応援
ご支援いただいた方への返礼の品はお礼のメールとジャムのみです。
全額をプロジェクト推進のために活用させて頂きます。
リターン内容
- お礼のメール
- 森田先生ゆかりのマルベリーから作ったジャム(4本)
サイエンスカフェのスポンサー
私たちの活動サポートして下さる方を募集します。
サイエンスカフェを開催する会場にお名前または企業ロゴを掲示します。(掲載ご希望されない方は、寄付申込フォームにてご連絡ください。)
リターン内容
- お礼のメール
- 活動報告書の送付
- 森田先生ゆかりのマルベリーから作ったジャム(4本)
- サイエンスカフェ参加権
- プロジェクトの成果論文の送付
- アウトリーチ資料へのお名前掲載
- スポンサーとして会場などにロゴ掲示